JAL会員会報 AGORA 12月号 (2020年)海外でも注目される 日本の折り紙文化

日本のORIGAMI (記事より抜粋)

新感覚の「オリエステルおりがみ」、 お風呂に浮かべることもできれば、花瓶や食器としても使用することができる。

 「誕生したのはいつのことなのか。 折り紙が誕生した時期は正確にはわかっていないが、書いて字のごとく「紙を折る」 ことが折り紙の原点だという。

「神事の際、神酒口に飾られた紙の雄蝶・雌蝶が折り鶴の始まりといわれています。室町時代には礼儀作法の一つとなり、江戸時代には遊び、として普及していきました」 

 

大人も夢中になる高難易度の折り紙

商品開発を手掛けた黒田哲平さんによると、折り紙作家と仕事をするなかで、彼らが生み出す芸術性の高い作品がもっと世の中に広まってほしい、と感じたこと。 「どうすれば 子どもたちが折りやすいか」を考えてきたが、簡単には作れない折り紙を商品化するのも面白いかもしれない、と感じたことだった。正方形の折り紙が立体的な生き物に姿を変えていく。発売すると、 プラモデルなどを好む大人の男性にも、 人気の商品になったという。 「心が折れる」という言葉には、「必ずしも完成に至らなくもいい」という思いを込めた。折り紙の楽しみは、作る過程にこそある。 「自由度が高く切ったり貼ったりすることなく、折ることで形が変わり、可能性が無限にある。「オリガミは単なる子ども遊びでははく、クリエイティブなアートです」と話すのは、米国最大級折り紙団体 「OrigamiUSA」の代表、ウェンディ・ザイクナーさんだ。 「米国では、STEAM (科学·技 術·工学・芸術・数学)教育に折り紙| が役立つとあって、注目を集めています。紙を折る行為には瞑想に似た効果もあることから、教育の現場や病院でアートセラピーとしての需要も高いです」折り紙は宇宙工学や医療の分野にも応用されている。 


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