高取焼 鬼丸雪山窯元    http://takatoriyaki.com/ja/ 福岡県


12月ー  ベトナムの鬼丸さんより・・・工房を建ててくれる予定地だそうです。ベトナム、バクニン省フーラン村のに工房を作る予定あり、村長室に鬼丸さんの写真が、


茶道

客人への「もてなし」とは、日本の伝統文化における第一の構成要素であろう繊細で癒しのある詩情豊かな茶の席は、日本的日常生活の象徴の一つである。この共有を形式化した茶の儀式は、日本語で、「茶道(さどう)」「茶の湯(ちゃのゆ)」と呼ばれる。

 

「茶」そのものは、この舞台の一端を担うに過ぎず、日本庭園、花、音楽、そして空間設計全体が大変重要な意味を持つ。しかるべき場所に配置された陶芸品や、生け花、掛け軸、また俳句や庭についての造詣は、茶会を通して深められ、伝えられていくのである。

 

この単純で素朴な美を、日本語では、「佗(わび)」「寂(さび)」と表現する。その意味するところは、質素かつ単純で余計なものを切り捨てた状態である。この精神のもと、茶会の主(亭主)は茶会を芸術の領域に引き上げるべく、美しい茶器と自らの高度な対応力で客人をもてなすのである。各茶会で使われる陶芸品、つまりは茶盌や水指、花入などの色や形は、亭主によって慎重に選定される。こうして選ばれた品々は精神的意味合いを持って賞されることになる。

 

小堀遠州

江戸時代の著名な茶人、小堀遠州は、「綺麗寂(キレイサビ)」の流儀に沿って、独自の茶の世界を切り開いた。彼の茶道は、大名家や将軍家の屋敷において、明るく開放的な形式のもと広がっていった。小堀遠州の哲学は、茶道の枠内に停まらず広く応用され、京都御所における茶室の構造や、御所の庭園の形式にまで影響したほどである。こうして彼は、自らの美学を実現することのできる、七つの窯元を開いたのである。

窯元概要

高取焼の歴史は、文禄・慶長の役から帰国した黒田長政が陶工八山を渡来させて、福岡県直方市鷹取山麓に永満寺宅間窯を築窯させたことに由来します。その後、直方市内ヶ磯窯、山田陶人谷窯飯塚市白旗山窯へ変遷する中で、茶人小堀遠州の指導を得て茶器の製作をはじめ、遠州の美意識であります「綺麗さび」による薄作りで優美な「遠州高取」と称された高取焼が生まれました。
民芸陶器の里として親しまれている小石原も、その一時代に位置し、寛文年間に鼓で茶陶を、そして皿山中野の地で生活器を中心に産出したのに始まります。筑前黒田藩の御用窯の源流となる小石原の茶陶は、その後現在に至るまで、遠州七窯の一つとして、広く茶人に愛されてきました。
霊峰英彦山を仰ぐ小石原において「小石原高取」の技術の再現に日々研磨を重ねて開窯した、祖父雪山の苦労を礎とし「ものづくり」としての姿勢や心構えを初代碧山より学び、大徳寺高田明浦老師より二代目「碧山」の号を頂きました。また前大徳寺方谷浩明老師より、茶室庵号「聴雪軒」の命名も頂いており、伝統の上に立った現代の高取焼の確立に励んでおります。
薪窯にこだわり、一つ一つ真心を打ち込んで焼成した私共の作品が、皆様の暮らしを豊に彩る手助けとなれば幸いです。

茶入

抹茶を入れるのに用いる茶器全体を指し、狭義には棗に代表される木製茶器に対する陶磁器製の茶器を指す。蓋には象牙が用いられ、蓋の裏は金箔張りが施されていることが多い。現在では濃茶を入れる容器として特に「濃茶器」(こいちゃき)とも呼ばれる。一見シンプルな茶入小壺の、それぞれ微妙な個性に美しさを見出す点は茶の湯文化の際立った特異性となっている。

 

水指

茶道の点前で、茶釜に水を足したり、茶碗や茶筅をすすぐための水を蓄えておく器である。

 

茶盌

日本の茶の湯では、季節や趣向に応じて様々な茶碗を用いる。茶碗の形状は、碗形のものが多いが、筒形や平形、輪形(玉形)、半筒、端反、沓形などがある。

 

花入

花入(はないれ)は、茶席に飾る茶花を入れる器で、金属・磁器・陶器・竹・籠製のものなどがある。胡銅・唐銅や唐物青磁などを「真」、上釉のかかった和物の陶磁器を「行」、竹・籠・瓢や上釉のかからない陶磁器などを「草」とする。

 

床の間に飾ったり、花を活けたりする比較的大きな器。一般的に丸い袋状の形態をもち、通常は、器体に頸の部分を伴う口縁部を持つ器のことを壺と呼ぶ。日本では縄文時代の早い時期に壺が現れており、甕(深鉢)とともに主要な器のひとつであった。

 

高取焼の器は形に動きがあり、天然の材料が生み出す複雑な色や文様は美しい景色を作る。一見派手な景色が驚くほど食材を際立たせる姿は、遠州の美意識を感じさせる。近年西洋の食文化に向けてこの美意識を伝えるチャレンジをしている。

 

小石原高取の土は非常に特徴的だ。鉄分が多く、きめの細かい絹のような土は器だけでなく未知の可能性を秘めている。音の世界(スピーカー)で高音が特に美しいのも素材の特徴である。