高取焼の歴史は、文禄・慶長の役から帰国した黒田長政が陶工八山を渡来させて、福岡県直方市鷹取山麓に永満寺宅間窯を築窯させたことに由来します。茶人小堀遠州の指導を得て茶器の製作をはじめ、「綺麗さび」による薄作りで優美な「遠州高取」と称された高取焼が生まれました。
筑前黒田藩の御用窯の源流となる小石原の茶陶は、その後現在に至るまで、遠州七窯の一つとして、広く茶人に愛されてきました。前大徳寺方谷浩明老師より、茶室庵号「聴雪軒」の命名も頂いており、伝統の上に立った現代の高取焼の❔確立に励んでおります。
飲み物や盛り付けた料理の香りを濃厚に、且つまろやかにし、今までにない味わいを提供できる。陶土の粒子のバランスで通気性の良さが香りを高めます。香りを集めるデザインで、抹茶盌のような手触り感と心地よい重さとあわせています。
素材の特徴である陶器の通気性を活かした新商品として、”陶器スピーカーの開発・製作”があります。経済産業省より地域資源活用のモデル事業の認定をいただきました。窯元には聴覚から来る感動を陶器で味えるオーディオハウスを建築し、音の魅力を伝えています。
〒107-0062東京都港区南青山3-4-11早川ビル403 03-3401-1500 wellness@zaz.att.ne.jp