上座の露 福岡県  https://kamituasakura.myshopify.com/


facebook:   上座の露プロジェクト、   富田栄一

)富田商店/福岡県朝倉市杷木志波原鶴温泉

製造者 ゑびす酒造株式会社/福岡県朝倉市杷木林田

Tel : 0946-62-0263    E-mail tomitasakaya123@blue.ocn.ne.jp


口に広がる夢・浪漫 カミツアサクラ 上座の露

西暦713年和銅6年より、福岡県朝倉市は「上座郡」 (カミツアサクラノコオリ) と呼ばれていました。

西暦66159日に斉明天皇が朝倉に「橘廣庭宮」を造営。「小倉百人一首第一首』は、天智天皇がこの朝倉の地で詠んだ和歌です。 「秋の田のかりほの庵の 苦をあらみわが衣手は露にぬれつつ」から奈良時代の地名「上座(カミツアサクラ)と小倉百人一首第一首 の「露」より命名しました。

 

樽貯蔵原酒本来の自然な美味さ追求

上座の露は、12年熟成原酒を白樺炭と竹炭で磨き上げ、樽貯蔵原酒本来の自然な美味さを引き たてる方法により生まれま した。(ゑびす酒造)

 

オール朝倉へのこだわり 

ラベルの書は、朝倉市在住の書道家大竹美喜氏。

紙は江戸時代からの伝統を今に伝える「筑前 「秋月和紙処」


「上座の露」のいわれ      

「上座」と書いて、これを「かみつあさくら」と古代の人びとは訓ん だ。「かみ」とは「しも()」に対応する言葉である。「つ」は、助詞 の「の」と同じ。 「座」を「くら」と訓むのは、「くら」が神や人が宿る ものを示すからである。馬の鞍も同じだ。そこからさらに、「座」のみ で「さくら」と訓じたのである。つまり、朝倉郡の上手の地域という ことだ。

では、「露」は、何か。「小倉百人一首」にも採られた天智天皇(中大 兄皇子)の歌に由来する。

秋の田の                                     秋の田の

かりほの庵の                                刈穂のいおりの

とまをあらみ                                 茅葺きの目が粗いので

我が衣手は                                  私の衣の袖は

露にぬれつつ                                露で濡れてしまっている

から採られた「露」なのだ。この歌は、天智天皇の歌と伝えられている が、その内容は、稲刈りをする農民の生活をご覧になった天皇が、雨漏りをする屋を見つけられて、民の生活に慈悲の心を示した歌と考えてよ い。

つまり、この露は、農家の屋根に宿る露であると同時に、天皇の慈悲の 涙でもあるのだ。この歌から、「小倉百人一首」がはじまるのは、天智 天皇を以て、日本は新時代を迎えたとする考え方があったからである。 合掌

 

上野 誠(國學院大學教授、博士〔文学〕)